潤徳女子高等学校
高校1・2年生: 「妊娠適齢期と妊娠・出産の正しい知識」
平成30年10月31日に潤徳女子高等学校で「妊娠適齢期と妊娠・出産の正しい知識」に関する講演会を開催しました。
講演概要
開催場所: | 潤徳女子高等学校 |
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参加者: | 高校1・2年生 約320名、教員・保護者の方々 |
演題: | 「妊娠適齢期と妊娠・出産の正しい知識」 |
講師: | 齊藤 英和先生 (国立研究開発法人 国立成育医療研究センター) |
講演の様子
潤徳女子高等学校にて、初めて講演会を開催いたしました。 今回は国立成育医療研究センターで不妊診療を専門とされている、齊藤英和先生に講演していただきました。 齊藤先生は、妊娠・出産に関する書籍の執筆や、大学での講演会など様々な活動をされています。 今回は、高校1年生と高校2年生を対象に、「妊娠適齢期と妊娠・出産の正しい知識」というテーマで講演していただきました。
女性の妊娠成立のプロセスから、卵子の数の変化、妊娠適齢期など、専門的な用語や具体的なデータを用いてご説明していただきました。 年齢を重ねると共に卵子の数がどんどん減少していくこと、卵子と精子が受精する瞬間の動画など、普段の授業等では知ることのできないお話に、生徒の皆さんも興味を持って耳を傾けている様子でした。
講演会後のアンケートでは、女性の複雑な身体の変化に驚いたという声や、難しい内容だったけれどとても勉強になったなど、生徒のみなさんにとって貴重な経験になったことが伺えました。 今回の講演会を通して、今まで自分にはまだ関係ないと思っていた妊娠・出産について関心を持ってもらえたのではないかと思います。 また、生徒の皆さんが自分の身体と改めて向き合い、今後のライフプランを考える良いきっかけとなったのではないかと思います。
講演者プロフィール
齊藤 英和先生
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
齊藤英和先生は、現在、国立研究開発法人 国立成育医療研究センターの周産期・母性診療センターにて副センター長を務め、不妊診療科で診療部長をされています。 長年、不妊治療の現場に携わっていく中、初診患者の年齢の高齢化に危機感を抱き、年齢に伴って変化する妊娠力や高齢出産のリスクなどについての啓発活動を数多くされています。