田園調布雙葉中学校
中学2年生の保護者:ライフデザイン実現に向けたヘルスケア
令和6年3月2日に田園調布雙葉中学校にて講演会を開催しました。
講演概要
開催場所: | 田園調布雙葉中学校 |
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参加者: | 中学2年生の保護者 約100名 |
演題: | ライフデザイン実現に向けたヘルスケア |
講師: | 渥美治世先生(東海大学医学部基盤診療学系臨床検査学 産婦人科専門医) |
講演の様子
中学2年生の保護者の方のリクエストに答える形で内容を調整した今回の講演会。
HPVワクチンについての話の際は、ヒトパピローマウイルスに感染する確率や、感染後からガン化するまでの過程や確率をわかりやすくご説明くださり、保護者の方々から思わず驚きの声が漏れていました。
大人向けの講演という事で、海外の調査のデータをご紹介いただいたり、学生向けの内容とは違うとても興味深い内容でした。
プレコンセプションケアに関する内容の際は、月経に関して解説。
思春期の月経との向き合い方次第で、将来の子宮内膜症や不妊といった症状のリスクを減らしたり、症状を軽減できることをお話しくださいました。
ピルに関しても詳しく説明してくださり、保護者の方も頷きながら聞いていました。
そのほか、中学2年生の保護者がお子様と過ごす上で不安に思うことを一つ一つ丁寧に解説くださり、メモを取られる方も多く、充実した時間となりました。
受講者からの声(アンケートより)
・HPVワクチンについては母親同士で話題に上がることもあり、対応に迷い不安に思っておりましたのでとても参考になりました。娘とも率直に話すきっかけを頂き、大変有り難い講演会だったと感じています。この度は貴重なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。
・中々聞きづらい疑問に思っていたことを専門家の方に伺えて大変参考になりました。今後の子供のライフサポートに役立てたいと思いました。
・今回渥美先生よりお話しを伺い、とても貴重な機会を頂けましたこと感謝申し上げます。具体例をあげ丁寧にご説明してくださったお陰様で大変わかりやすく、限られた時間の中でたくさんのことを知ることができ親としても学びの場となりました。今後も今回のようなお話を伺える機会があると嬉しく思います。
講演者プロフィール
渥美 治世先生
産婦人科専門医・日本女性医学会女性ヘルスケア専門医・日本思春期学会性教育認定講師
渥美先生は、東海大学医学部の教員として女性の身体の知識の教育やライフプランのアドバイスに取り組まれています。神奈川県産科婦人科医会では、学校医委員として性教育の発展に尽力しています。また東海大学医学部付属病院ではホルモン外来を担当し、さまざまな事情により月経のトラブルを抱える患者さんに真摯に向き合っています。