2021年12月10日

福岡雙葉高等学校 

高校1年生・2年生: 「大人の女性へ 女性の『性』と『生』」


令和3年12月10日に福岡雙葉高等学校で「大人の女性へ 女性の『性』と『生』」に関する講演会を開催しました 。 

講演概要

開催場所:福岡雙葉高等学校
参加者:高校1年生約180名、2年生約180名、教員の方々
演題:大人の女性へ 女性の「性」と「生」
講師:詠田 真由先生(九州大学医学部婦人科学産科学教室)

講演の様子

福岡雙葉高等学校にて、昨年に続いて九州大学医学部婦人科学産科学教室に所属される詠田真由先生に講演をしていただきました。詠田先生は福岡雙葉高等学校を卒業されており、ご自身の後輩に当たる生徒の皆さんへの講演ということで、大変熱心に講演をしていただき、また、フレンドリーに会話を呼びかける場面もあり、生徒の皆さんにとっても先輩の講演のため、非常に親近感を持って興味深くお聞きいただきました。 

高校1年生はこの講演が初めてでしたが、詠田先生の講義に興味深く耳を傾けていました。月経と妊娠・避妊、月経との付き合い方、知っていて欲しい婦人科の疾患に関して、詠田先生の臨床でのご経験などを交え、わかりやすくご説明いただきました。また、子宮頸がんについてとワクチンでの予防、10代の望まない妊娠・出産について、婦人科に受診が必要な症状について、そして将来の結婚・出産希望、出産後の仕事の継続など、妊娠・出産の適齢期やキャリア形成との両立について、また不妊治療についてなど、ライフプランを立てる上で知っておいた方が良いことについてご説明していただきました。特に、婦人科に受診が必要な症状についてやキャリア形成と妊娠については、事前アンケートで知りたいこととして要望が高かったため、生徒の皆さんも興味深くお聞きいただきました。 

高校2年生は、昨年実施した講演の内容のおさらいを行い、事前アンケートでも興味の高かった望まない妊娠・出産や人工妊娠中絶、そして、1年生同様に、婦人科に受診が必要な症状について、子宮頸がんについてとワクチンでの予防など、実際の症例などを交えて具体的にご説明いただきました。2年生は昨年も講演を聞いていただいたこともあり、より興味深く講演に耳を傾けていただきました。また、産婦人科の受診は不安が伴う中で、これを取り除けるよう、産婦人科で聞かれることや診察の内容などを詳しくご説明いただき、受診への不安は和らいだ様子が伺えました。また、キャリア形成と妊娠について、今後のライフプランを立てる上で参考になる内容を多く交えていただき、生徒の皆さんにとって良い機会になったのではないかと思います。 

講演者プロフィール

詠田 真由 先生

九州大学医学部婦人科学産科学教室

藤田保健衛生大学医学部を卒業後、九州大学医学部婦人科学産科学教室にて産婦人科専門医を取得され、生殖医療を中心に多くの診療に当たられており、お子様の育児もこなし、仕事と両立されご活躍されています。日本産科婦人科学会、日本婦人科内視鏡学会、日本生殖医学会に所属されています。